Facebookにアカウントを持っている人は、むやみに友達を削除しない方が良いようだ。先月、米国テネシー州ではそれが原因で殺人事件が起こっている。
友だちリストや投稿、プロフィール変更にご注意
事の発端は、ある夫婦が1人の女性を友だちリストから削除したことだ。その女性の父親ともう1人の男性が、それを恨みに思ってその夫婦を自宅で殺したのである。もしかしたら、他にも理由があったのかもしれないが、友だちリストから削除するという行為が、男たちを刺激したのは間違いない。
米国では、Facebookが原因で暴力行為や殺人事件が起こったのは、今回が初めてではない。2010年9月に、ノースキャロライナ州でも事件が起こっている。ある女性が婚約したことをFacebookに投稿したところ、それに嫉妬した元カレがその女性を射殺、自分も自殺したのだ。
米国だけでなく、英国でも2009年に、別居中の妻がFacebookでの交際ステータスを独身に変えたことに夫が激怒。妻の自宅に押しかけナイフで刺殺したという。
本来、Facebookは友達を広げて、いろいろな人と友好関係を結ぶためのもの。それが犯罪のきっかけになるとはあまりにも悲しい。日本でもこれからFacebookはどんどん浸透していくだろう。実名登録だけに、プライベートがすぐ他者に読み取られる。Facebook先進国、英米での事例を肝に銘じて、友達選び、投稿、ステータス等、慎重に対応したいものだ。
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