Facebookで蔓延したウィルス「Koobface」出所は“サイバー犯罪天国”ロシア

今月17日、英コンピューター・セキュリティ会社ソフォスラボは、コンピューター・ウィルス「Koobface」を、米SNS「Facebook」上で流布したロシア人5人の身元を突き止めたと発表、調査の経緯や5人の氏名の1部を公表した。

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Facebookのセキュリティー責任者、ジョー・サリバン氏は、
とThe New York Times紙に語っている。

SNSへ彼らが投稿した写真やニュースなどから、モンテカルロやバリ、今月のはじめにはトルコでの豪華な休暇を楽しんでいることも判明している。
The Telegraph紙の取材によると、英国サイバー犯罪捜査官はロシア当局の非協力的な態度にフラストレーションが溜まる一方の様子である。

米国も同じような問題を抱えていた。今月17日に、オンラインクレジット詐欺と株式市場不正操作で指名手配されていたロシア人Vladimir Zdoroveninがようやく逮捕された。ロシア国内ではなく、彼がスイスのチューリッヒへ旅したところをスイス当局の協力によって逮捕となった。

ロシアではマフィアが資金調達の1つとしてサイバー犯罪を行なっており、そのマフィアと地元の政治家の癒着も噂される。Facebookがこの5人を法定に連れ出すには、“天国”の外に出てくるのを待つしかないようだ。



・The New York Times（英語）
・The Telegraph（英語）