国民の関心が薄い中での投票
22日の日曜日、旧ユーゴスラビアのクロアチアで欧州連合(EU)への加盟の是非を問う国民投票が行われた。ザグレブの国家選挙委員会の報告によると、昨年12月に行われた議会選挙に対し、投票率はかなり低い状況である。
それにもかかわらず、すべての世論調査機関は、60%の「賛成」を見込んでいる。約450万人の有権者(そのうち約50万人がボスニア・ヘルツェゴビナに隣接している)は、2013年7月1日から28番目の欧州連合(EU)加盟国になるかどうか決断を下す。
ゾラン・ミラノビッチ首相は、“Vecernji list”紙に
「欧州連合(EU)加盟はクロアチアの才能の進歩と発展のために与えられたチャンスである。ヨーロッパかバルカン半島!われわれは未来を選択できるのだ!」
と、語った。
イボ・ヨシポビッチ大統領は、70%の賛成票を期待している。
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Michael Panse今回の国民投票は、2回目の国民投票である。1回目は1991年5月で、当時のユーゴスラビアから離脱し、独立するかどうかを決定した。8東欧諸国は、2004年に欧州連合の加盟をめぐって、すでに国民投票を実施。エストニアとラトビアでは67%の賛成、スロバキアでは92%の賛成票を得た。
国民投票は即日開票され、22日深夜(現地時間)には結果が判明する見通し。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/eu-wenig-interesse-an-eu-abstimmung-in-kroatien_aid_705392.html