ネットで伝わる民主的選挙
14日、
台湾で総統選が行われ、現職の
馬英九総統(国民党)が再選を果たした。asahi.com(14日)によれば、これまで
馬(マー)総統は経済を軸に中国との関係改善を進めて来ており、今回の再選はその政策が国民に認められた結果。
馬総統の再選について、中国は、
「両岸(中台)関係の平和的な発展は正しい道であり、多くの台湾同胞の支持を得た」と再選を歓迎
しているという。
また、asahi.comは16日の記事において、今回の総統選がネット上で中国国民の関心を集めたことを伝えている。中国の大手ポータルサイト「
新浪」や「
捜狐」が総統選の特集を組み、選挙戦の速報などを伝えた。「中国版Twitter」といえる「
新浪微博」には、
選挙戦終盤から書き込みがひっきりなしに続いた
という。
[新浪微博]
中国の官僚も見習え!ネット住民の声
こうした中国のネットユーザーの様子について、asahi.comは、
民主化を経て、直接選挙で指導者を選ぶ台湾の姿は、ネットを通してじわりと中国に影響を与えている
と分析しており、ネットの書き込みにも、
「権力を振りかざす大陸(中国)の官僚も見習ってほしい」
などの声があったことを伝えている。
このようにネット世界では総統選の情報が積極的に伝えられる一方、中国官製メディアの総統選の報道は、きわめて慎重だったという。
asahi.com
台湾総統選、馬英九氏が再選 対中改善に支持集まる
http://www.asahi.com/international/update/0114/TKY201201140383.html?ref=reca中国市民、台湾選挙「ネット観戦」 民主制度に強い興味
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201201150224.html新浪微博
http://www.weibo.com/