出馬する候補者
2012年1月15日、任期満了に伴う大津市長選挙の告示がなされた。国会が大きく揺れている時期に行われる市長選挙とあって、次の国政選挙の前哨戦としても注目を集めることと思われる。
今回の大津市長選挙に立候補するのは、2012年1月15日に告示がなされてすでに立候補を届け出た次の3人とみられている。
まずは現職の大津市長で70歳の目片信氏である。目片信氏は自民党と公明党から推薦されており、今までの実績を武器に戦うとみられている。
次に弁護士で新人の36歳、越直美氏である。越直美氏は、民主党と社民党と対話の会から推薦されている。対話の会とは、知事の嘉田由紀子氏を支援している政治団体である。
最後に医師で新人の49歳、東昌子氏である。東昌子氏は、共産党から推薦されている。
各候補者は2012年1月22日に向けて激しい選挙戦を繰り広げるものと思われる。
各候補者の主張
目片氏は、2期8年の実績や国会議員の経験を強調して、大津市政の安定や地域ごとに取り組んだ施策による地域活性化を訴え、3選を目指す。
越氏は、未来にツケを残さない子育て支援を強調し、行財政改革や滋賀県との連携を強化させることなどを掲げている。街頭演説を行ったり、推薦を受けた政党・団体へ挨拶回りを行うほか、居酒屋やカフェで若者向けに座談会を行ったり、インターネットで無党派層の取り込みを図ったりしている。
東氏は、2011年末に行われた生活困窮者向けの炊き出し会場で無料で医療相談に応じた。また、障害者の作業所などを回り、福祉の充実を訴えている。このような草の根運動を行うほか、医療や福祉を充実させること、商店街を振興させることなどを訴えるためにミニ集会を開いたり、駅で演説を行ったりしている。
約27万人の大津市の有権者は1月22日にどのような判断を下すのであろうか。候補者の思いと有権者の思いが同じ方向を向いていて欲しいと願う。
大津市
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