哀悼を示さないものには厳罰
韓国中央日報は11日、北朝鮮で金正日総書記の哀悼行事に参加しなかった人や、涙を見せなかった人について、ひどい処罰が断行されている、と報じた。
金正恩に食われる、と恐怖する北朝鮮庶民
韓国内の北朝鮮専門メディア「デイリーNK」をソースとする情報によると、哀悼行事に参加しなかったり涙を見せなかった人たちには、最低でも6か月の労働鍛錬隊処罰が下されているという。
また追慕行事を経て、金正恩を偶像化する動きも急ピッチで進行。殺伐とした雰囲気に、住民たちは「若い奴(金正恩)が権力を握ったら、人々を捕まえて食べる」と恐れている、とのこと。
後見人が金正恩に反旗を翻す可能性も
こういった強権の誇示は、不安の表れとも受け取れる。北朝鮮事情を分析する韓国の統一研究院は金正日(キム・ジョンイル)総書記の妹婿(妹金敬姫の夫)の張成沢が反旗を翻す可能性を示唆した。
金正日総書記の葬儀では、金正恩の背後に立つなど、後見人であることを示したが、統一研究院では、金正恩による権力継承がうまくいかない場合には、政策的な失敗を金正恩に転嫁するだろう、と予想。
こういった不安定な状況を踏まえ、「金正恩はあたかも『負傷した動物』のように体を潜めながら体制の保護に力を注ぐはずだ」とコメントした。
◆中央日報
http://japanese.joins.com/article/038/147038.html