橋下市長、大阪市解体に着手
橋下市長は、大阪都構想に向けて市政改革をはじめた。2015年度に大阪府内の水道事業を統合する方針を打ち出したり、利用法がまだ決まっていないJR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」について緑化を検討したりするなど、斬新なアイディアを出している。
橋下氏の改革はこうしたものだけでなく、市の職員の給与まで及んでいる。大阪市営地下鉄やバスの運転士の給与、大阪市職員の給与などの削減をする予定だ。
橋下氏は、将来、府と統合することを視野に入れており、大阪府の職員と大阪市の職員の給与水準を同じにしようとしている。橋下氏が大阪府知事だったとき、大阪府職員の大幅な給与カットを行ったため、大阪市職員に対しても厳しい削減が待っているだろう。
大阪市職員の給与カット
まず、現行の大阪市営地下鉄とバスの運転士の給与は、民間よりも1~3割程度高いとされている。これを2012年4月をめどに民間並みへ給与をカットする予定である。
そして大阪市職員の給与カットは、現業職員を含む約12000人が対象になるとみられている。給与の削減幅は7~8%程度、退職手当の削減幅は5%程度とみられている。
橋下氏による改革はまだ始まったばかり。今後どのような改革が出てくるのか、どのような結果が出てくるのか、そしてそれを大阪市民がどのように評価するのか、しっかりと見ていきたい。
大阪市
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