メード・イン・USAの戦闘機を購入
日本政府は、20日、米ロッキード・マーティン社の戦闘機F-35“ライトニングII”を42機購入することを決定した。これは、10億規模の契約である。一川保夫防衛大臣は、
この戦闘機は、変化している安全環境に一番適している。
と、採用の理由を語った。
日本は、結局、ヨーロッパの航空・軍需企業EADS(ドイツ、33%)、BAE(英、33%)、アレーニア(イタリア、21%)、CASA(スペイン、13%)による共同プロジェクトの“ユーロファイター”を選択しないで、アメリカのF-35に決めたのである。
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mashleymorgan米戦闘機購入の理由は?
アメリカの国防総省は、この決定を歓迎し、この決定により、ますます両国のパートナーシップが強化されることを示唆した。
そして、北朝鮮の最高指導者の金正日(キム・ ジョンイル)朝鮮労働党総書記の死亡を受けて、日本を取り巻く安全環境は不安定になっている。米オバマ大統領は、野田首相に電話にて、日本を援助することを保証した。
シュピーゲル・オンライン上の意見
この記事に対し、シュピーゲル・オンライン上では、多数の意見交換がみられた。
「日本人は、ロシアのミグ戦闘機についても照会したのだろうか?性能はそんなに劣らないと思うし、値段はかなり安いはずだ。おそらく、日本はアメリカとのパートナーシップを強化したいのだろう。」
「ドイツのEADSにとっては、二重の打撃だ。スイスも2,3日前にユーロファイターではなく、サーブ社のモデル(グリペン)に決定したから。」
「日本が軍備を拡大するのは、中国の巨大な軍備費を考えると当然のことだ。これによって、再び平和な世界になるチャンスがある。」
「日本は、他にする心配がないのだろうか?」
「グローバルな軍備拡大競争?新たなる冷たい戦争?」
など、さまざまな意見が交わされていた。特に多かったのは、F-35戦闘機の機能についてだった。
シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/ausland/0,1518,804753,00.html