道産の小麦活用で新付加価値
北海道大学農学研究院の横田教授らは、酸味と「こし」のある食感の良い即席麺を開発した。
道産の強力小麦粉を用いて新高付加価値商品の開発を目指していたところ、乳酸菌を用いた麺生地を1~2 時間発酵させると生地中に乳酸が蓄積し、軽い酸味と「こし」が付与された即席麺ができたという。
小麦粉を乳酸菌で発酵
中華麺は、製造過程で添加される『かんすい』により発酵環境がアルカリ性になるため、アルカリ耐性乳酸菌が必要だった。
そこで、植物質由来乳酸菌を中心に数十種の麺帯発酵株から、安定して速やかに発酵する株を見出したもの。
今後は、乳酸菌の持つ抗アレルギー抑制機能を解明することでの高機能な商品開発や、小麦粉以外の粉への展開が期待できるとし、商品化に関する共同研究先を募集している。
"さっぽろ産業ポータル"と"北大レポート"から引用
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