疑わしい不動産取引疑惑で辞任
新しくベルリン州政府の法務・消費者保護大臣に任命されたミヒャエル・ブラウン(ドイツキリスト教民主同盟:CDU)。疑わしい不動産取引との関係を非難され、大臣職の辞任に追い込まれた。
そのことをベルリンのヘンケルCDU代表が発表したのだが、その数時間前にブラウンは、彼の消費者保護大臣としての機能をさしあたり休止することを予告した。
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misone2000スクラップ不動産
非難の対象は、全く法外な値段で販売された、いわゆるスクラップ不動産(Schrottimmobilien)である。ブラウンは、公証人としての立場でありながら、買い手に十分な説明をしなかったことに対し非難されている。
ベルリンの「ターゲスシュピーゲル誌(Tagesspiegel)」によれば、2008年に文書の往復が報告されていた。そのなかで、犠牲者は、うその事実の見せかけのもと、サインをするように引き出されたという“スクラップ不動産取引”を非難している。
そのことについて、ブラウンは、今年の8月にベルリン地方裁判所から32ページにわたる民事訴訟の準備書面を受け取っていたという。書面には、ブラウンと共同経営者が公証した公序良俗に反すると思われる3つの取引についてリストアップされていたようだ。
それに対しブラウンは、契約者側には適切な説明をしたし、教えもしたと断言している。不動産の建築状態を調べるのは、公証人の役目ではないと主張している。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/geschaefte-mit-schrottimmobilien-berlins-justizsenator-tritt-zurueck-1761653.htmlターゲスシュピーゲル誌(Tagesspiegel Online)
http://www.tagesspiegel.de/berlin/wie-frank-z-beinahe-eine-schrottimmobilie-erwarb/5943506.html