総会集中日前に開催
大手企業の株主総会が集中する27日に先立ち、EXILEや浜崎あゆみなどを抱える大手芸能事務所エイベックスの株主総会が24日に開催された。松浦社長の株主監禁容疑や契約を結んでいる女優、沢尻エリカの大麻問題などが注目される中、総会はスムーズに進行、終了した。
麻薬、事件がらみの質問は2件だけ
エイベックスの株主総会は、24日10時から、東京国際フォーラム、ホールAで開催された。エイベックスの株主総会といえば、終了直後に開かれる株主限定のコンサートが毎年人気を集めてきた。
座席数5,012を数えるホールAは、国内屈指の大ホールであり、音響設備も整備されているが、経費などを理由に昨年から行われなくなった限定コンサートは、今年も開かれなかった。
株主総会の冒頭、再開を求める要請について、「難しい」とする会社側の考えが示された。
その後、株主20人が質問に立った。エイベックスでは昨年、松浦勝人社長が株主に対する監禁・脅迫事件で提訴されている。
また、「週刊文春」などのメディアには、所属する女優、沢尻エリカが大麻を常用しているなどの疑惑を報じられており、質問が相次ぐものとみられたが、こういった疑惑に対するものは、2件だけにとどまった。
会社側は報道について「すべて事実無根。法的措置も検討する」と回答。芸能人の麻薬問題については、「コンプライアンスを重視し、今後も教育を徹底する」と回答した。
1時間半で「しゃんしゃん」
株主総会は約1時間半で終了。会社側の答えに対して、質問者がさらに突っ込む局面もなく、いわゆる「しゃんしゃん総会」に終始した。
ただ、そのことをもって「株主が不安を抱くような問題は存在しない」との証明にはならない。会社にとって不利な質問をあらかじめ抑え、コントロールするだけの「力」を同社が持つためかもしれないからだ。
「週刊文春」では、沢尻エリカと契約を結ぶ際、松浦社長が「大麻ならいくらでも用意できる」と語ったと報じる。
株主総会のコントロールには、古くから暴力団などが利用されてきた。一般社会から問題を指摘されながら、「しゃんしゃん総会」で終わったエイベックスの株主総会について、こういった組織のお世話になっているから、と指摘する声もある。
◆エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社
http://www.avex.co.jp/◆週刊文春
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沢尻エリカは大麻中毒 決定的証拠公開 【全文公開】
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1395