公私にかつてない大影響
お笑い芸人、河本準一の母親が生活保護費を不正に受給していたとされる問題は、大きな波紋を広げた。同じくお笑い芸人、梶原雄太が巧妙な手口で母親に生活保護費の受給を受給させていたことを告白。社会的にも大きな議論を呼んでいる。
河本のテレビ出演は4年前に逆戻り
有名人のテレビ出演状況をウォッチしているサイト、「テレビ出演ランキング」のデータによると、河本準一の月間テレビ出演時間は2008年以降、ほぼ右肩上がりで増加してきた。ところが今年5月になって急減。2008年当時のレベルに逆戻りしている。
疑惑の発覚は4月半ばであり、このころからホンダなど社会の動きに敏感な企業は、河本を広告宣伝からはずすなどの対応を取り始めた。
ちなみに、河本本人が会見を行った5月26日以降のテレビ出演は18本ある。うち10本がテレビ東京にかたよっており、吉本への配慮から表面上は「問題ない」とした民放主要各局も、河本はずを意識しているものとみられる。
市民の目が厳しいから
河本一家の不正受給疑惑は、公にも影響を広げつつある。舞鶴市では19日までに、所持金600円の母子が申請した生活保護費受給を拒否したことが判明した。
申請したのは、5歳~11歳の子ども3人を抱える母親(33)。現在も妊娠中だが、父親にあたる男性とは連絡が取れず、生活が成り立たない状況だった。
申請を拒否した窓口職員は、「河本準一のケースが広く知られるようになって以来、市民の目が厳しい」とコメントしたという。
◆テレビ出演ランキング
http://www.tv-ranking.com/detail/497.php