香川県三木町の小学校が「こども防災検定」を実施
28日、香川県三木町の平井小学校で、自主防災の意識を高めてもらうために、初めて「
こども防災検定」が実施されたと四国新聞社が報じた。
検定には初級編のテーマ「
命を守る」の10問に、平井小学校4年生の36人が挑戦した。また、声を出し身の安全を守る方法を確認し合いながら答え合わせも行った。
検定の目的
近い将来の発生が懸念される
東南海・南海地震に備える為、昨年の秋から準備を始め香川大工学部の
長谷川修一教授が監修した。
初級・中級・上級の検定
三木町の他の小中学校でも今秋には検定が実施される予定。中級は
南海地震の想定震度や津波の到達時間などの問題で、上級は救命方法・消化器の扱い方などの問題で、防災訓練参加を促すようになっているという。
南海地震とは?
紀伊半島・紀伊水道沖から四国南方沖を震源とする周期的な巨大地震。
地震調査委員会は南海地震発生の確率は10年以内は20%、30年以内は60%、50年以内は90%との高確率を発表している。
受け身の授業だけでは無く、検定を行うことで子供達に防災の自主学習をしてもらい、確実に役に立つ防災知識を身につけてもらいたい。
こども防災検定が全国に広がっていくことが望まれる。
三木町立 平井小学校
http://www.niji.or.jp/school/hiraisho/index.htm海溝型地震の長期評価の概要
http://www.jishin.go.jp/main/choukihyoka/kaikou.htm四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/20120528000382