自民党、河野太郎議員が本音を暴露
関西電力管内では、今夏の電力不足が心配される。原発停止により「不足する」との情報ばかりが関西電力及び所管する経済産業省から出てくるためだ。この現状について、自民党の河野太郎議員が自身のブログで、ついに禁断のコメントを発した。
一度くらい停電が起きた方が…
「今の経産省では、原発の再稼働をするために、一度ぐらい、停電が起きた方がよいぐらいに思っているのではないでしょうか」経済産業省の無策について、河野議員が発したコメントだ。
関西電力や経済産業省が今夏の電力需給について、過剰とも思える「不足」を発表。矛盾を指摘されるたびに不足分は少なくなってきた。
16日には、近隣の電力会社から融通を受けることで、当初14.9%としていた不足分を5%にまで縮小できることが判明している。
さらに日中の電力使用量ピーク時をまかなう発電量を工面するため、河野議員は夜間電力を利用して水をくみ上げ、昼間のピーク時にその水を発電に利用する「揚水発電」の能力に注目。
電力使用量がリアルタイムで表示される電力計の普及率なども含め、経産省に問い合わせをおこなったという。
経産省では揚水発電については「精査をおこなっている最中なので答えられない」と回答。電力計についても、「質問の意図がわからない」と逃げ腰の回答が目立った。
危機感あって努力なし
今夏の電力需給について、関西電力の見通しには危機感をあおられるが、その反面、改善に向けた努力はほとんどみられない。
こういった見続けてきた一般市民は、各電力会社に対してだけでなく、民主党政権や自民党に対しても「原発の必要性を認識させるためにも停電させたいのでは」という疑念を色濃く持っている。
河野議員がブログで言及したことにより、本気で疑い、検証する必要性をあらためて認識させられる。
◆河野太郎 ブログ
http://www.taro.org/2012/05/post-1203.php