浪江町の県立浪江高校生28名がホームヘルパー2級の講座に参加
震災で急速に高齢化が進む福島県・浪江町の
県立浪江高校生28名が
ホームヘルパー2級資格取得を目指している。
生徒28名が参加したのは、浪江高校新設の部活動「
進路研究部」の講座。避難先の本宮市内にある県立本宮高校の仮校舎で開講式を開催した。
高齢化が進む浪江町
震災による、原発事故で警戒区域と計画的避難区域に指定された浪江町の住民全員は、それぞれ他の町に避難しており、帰れる見通しも無いという。
また、急速に高齢化が進み、介護が必要になる人が増える可能性が高いと考えられ、キャリア教育の一環として開講された。
講座を受講した生徒で、将来福祉関係の就職希望者もおり、資格を取得して浪江町に帰って仕事を希望しているという。
ホームヘルパー2級とは?
厚生労働省指定の養成機関で130時間の講習修了で取得できる。又、現場実習も義務づけられているが、試験はない。
2012年末に廃止の方針
厚生労働省は、現行の
ホームヘルパー2級を2012年度末で廃止する方針を固めた。13年度からは130時間の講義・演習などからなる「
介護職員初任者研修課程」(仮称、初任者研修)に移行させるという。
現在のホームヘルパー2級修了者は、13年度以降は
初任者研修の修了者と見なし、引き続き働くことができる。詳細は下記の外部リンク
今後の介護人材養成の在り方についてまで。
今後の介護人材養成の在り方について
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http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000011uv3-att/2r98520000011uwt.pdf福島県立浪江高等学校
http://www.namie-h.fks.ed.jp/