好印象ナンバーワン
英国BBC放送が10日に発表した世界の各国の好感度調査で、日本が1位に輝いた。東アジアでは、中国が5位、韓国は12位だった。
昨年の5位から躍進
この調査は、世界22か国に住む2万4,000人を対象にアンケート形式で行われた。日本に対して「好印象を持つ」と答えた人が58%にのぼり、昨年の5位から大幅なランクアップがみられた。
2位はドイツ、3位はカナダ、5位には昨年9位だった中国が食い込んだ。アンケートが行われた22か国のうち20か国で、日本については肯定的な印象が否定的な印象を上回った。
もっとも好意的だったのは、ナイジェリアの80%で、ODAなどの成果によりアフリカ諸国から好印象を得ていることが見てとれる。
逆に日本に対して否定的なイメージが多かったのは、中国(63%)と韓国(58%)。特に中国に対しては、日本側も50%が否定的な印象を持っており、お互い様といった結果となった。
経済、文化は一流 政治は二流
日本のどういう点について肯定的なイメージを持つか、という問いに対して、最多の47%が「経済・製品・サービス」をあげた。「伝統・文化」と答えた人も20%にのぼっており、民力の強さをうかがわせる。
一方、否定的な印象を持つ理由としてもっとも大きかったのは、外交政策(36%)だった。領土問題などを抱える中国、韓国からの悪評価が多いとしても、政・官の不出来を顧みるべき結果だろう。
◆BBC
http://news.bbc.co.uk/2/shared/bsp/hi/pdfs/05_03_11_bbcws_country_poll.pdf