導入は7月から
ハンガリー政府は水曜日の閣議で電話の通話に対する新しい課税を承認した。この電話税は今年7月1日から導入される予定。
毎分0.7円を課税
電話税は、通話なら1分ごとに、メールなら1回の送信ごとに2フォリント(約0.7円)が課税される。
ハンガリー政府では、2012年は108億円あまり、2013年は217億円あまりの税収を見込んでいる。
消費税一本槍の日本だが
財政赤字に苦しむハンガリーでは、EUから赤字削減を求められ、さまざまな新税を導入してきた。
電話税も世界に類を見ないまったく新しい税金だが、こういった努力により今後数年以内に財政赤字がGDPの3%未満になるよう計画している。
同じく財政赤字に苦しむ日本では、なぜか「消費税」一本槍の議論しかなされない。なんの工夫もなく、税率のみの上下で必要な財源をまかなおうという野田政権は、電話税を定めたハンガリー政府にくらべて、かなり稚拙に見える。
◆BBJ
http://www.bbj.hu/economy/govt-approves-new-taxes-in-szell-kalman-plan-20_63380