他国へ伝染する可能性はない
ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相が、11日、「Rheinische Post」のインタビューを受け、ギリシャを取り巻く状況や緊縮政策についての見解を示した。
「ユーロ圏は、2年前よりも抵抗力がつき、もしギリシャがユーロ圏から離脱することがあっても、われわれは克服できるであろう。われわれは、過去2年間で多くを学び、保護メカニズムを構築したのだ。」
と、語った。
ユーロ圏の他の諸国に「伝染」する可能性は少なく、全体としてより抵抗力を身につけたとの見解を示した。
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World Economic Forum借金での成長は成長政策ではない
また、ショイブレ独財務相は、改めて欧州の「債務融資成長プログラム」について、反対を表明した。
「自分のではないお金を手に取ることは、成長政策ではない。間違った方向である。」
と、語った。
フランスのオランド大統領は、欧州における緊縮政策の緩和を実施するために、財政協定を再交渉する意向を発表した。大統領は、成長促進を重視する新しい支出プログラムを要求している。
アンゲラ・メルケル独首相は、8日、政府の見解として「借金での成長」への反対を表明。改めて新たな債務を通じた成長ではなく、構造改革を通じた成長が望ましいことを指摘した。
ラインポスト紙(Rheinische Post )
http://www.rp-online.de/wirtschaft/europa-geht-so-schnell-nicht-unter-1.2827356シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/wirtschaft/geld/schaeuble-haelt-euro-austritt-griechenlands-fuer-verkraftbar-1825603.html