薬局で購入服用したOTC 医薬品が簡単に識別できる
株式会社プラメドは、薬局・薬店で購入し服用したOTC医薬品を、製品名や製剤写真から識別し、薬品の成分を特定する「OTC医薬品データブック電子版」を開発。同社Webサイトにおいて、5月7日から公開した。医療関係者のほか、一般の人も無償でダウンロードできる。
医療従事者の手間を省くためのツールとしても有用
プラメドは、医師が的確な診療を行うには、患者が診療に訪れる前にどんなOTC医薬品を服用していたかを知ることが重要となるため、その一助として、2010年から患者が服用したOTC 医薬品情報を調べるツール「OTC 医薬品データブック冊子版」を発行し、病院や診療所へ配布・提供。
配布後、2011年10月から2012年2月までの間にプラメドが行った自主企画調査では、「OTC 医薬品データブック冊子版」を利用している医師・薬剤師の約90%が役に立つと回答しているほか、病院・診療所の外来待合室での患者ニーズがあることも示唆されたという。
今回の一般公開は、来院前に服用したOTC 医薬品を患者自らが特定することで、医療従事者の手間を省くためのツールとしても有用と考え実施されたもので、手軽に利用できるよう「OTC 医薬品データブック電子版」を開発・提供するもの。
「OTC 医薬品データブック電子版」について
・ 医療現場の医師・薬剤師のニーズから製品写真、掲載項目によるシンプルなレイアウト構成
・ 販売実績上位のOTC 医薬品(風邪薬、解熱鎮痛剤)72製品を掲載
・ パソコンやスマートフォン、タブレットPC での利用を考慮しPDF 形式、EPUB 形式のフォーマットを用意
・ 掲載情報の更新に併せて、常に最新の内容でダウンロード可能
となっている。
プラメド ニュースリリース
http://www.plamed.co.jp/news/press/20120507.pdf