このアニメでオタクになった!
中国の掲示板でこのほど、「どのアニメがきっかけでオタクになったか、誇れる作品と恥ずかしく感じる作品がある」という話題が注目を集めている。
オタクは恥ずかしいことだと最近知った
中国では、アニメオタクであることを「恥ずかしい」と感じる考えはあまり一般的ではない。
日本でそうみなす傾向があることがつい最近知られるようになり、「恥ずかしいことだったのか」という認識が、新しい考え方として広まりつつある段階だ。
そんなオタクたちにとっても、「はまるきっかけとなったアニメ」がどの作品だったか、はプライドにかかわる問題だという。
深さの「エヴァ」 恥ずかしいのは……
きっかけとして誇れるアニメは作品の深さを語れる「新世紀エヴァンゲリオン」などが一般的らしい。
「銀河鉄道999」は「面子が保たれる」レベルとのこと。中国人が面子を大切にすることを思えば、これは高評価といえる。
きっかけとして恥ずかしい、と認識されているのは、萌え系やありきたりの作品。大人気を博した「セーラームーン」はこの典型だ。
2012年1月から3月は8作品
JETROの調べによると、2012年1月~3月に中国で放映されたアニメは次の8作品となっている。
「ちびまる子ちゃん」「ドラえもん」「名探偵コナン」「中華一番」「鉄腕アトム」「ウルトラマン・ティガ」「カードキャプターさくら」「魔神英雄伝ワタル」
中国では国産アニメの保護を理由に、2006年からゴールデンタイムに外国アニメを放送することができなくなった。
2008年にはさらにこの放送禁止時間帯が拡大されており、オタクの間では「規制前」を懐かしむ声が高い。
◆中国における日本製コンテンツ放映・上映・発売状況等データ
http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000926/report.pdf◆銀河鉄道999
http://www.toei-anim.co.jp/movie/999/