入れ墨・ボディピアスは酒飲み
近年ではファッションの一部ともみられる入れ墨やボディピアスだが、こういったボディアートを取り入れた人は一般の人より多くお酒を飲む。こんな調査結果をフランスの研究者が発表した。
若者3,000人の呼気を調査
調査を行ったのは、仏、南ブリタニー大学の研究者Nicolas Gueguen教授。
バーや飲食店から出てきた若者3,000人に対して、呼気のアルコール濃度を計測し、入れ墨やボディピアスの有無を調べた。
その結果、入れ墨やボディピアスのある人は、ない人にくらべ、より多くのアルコールを消費しがちであることが判明した。研究結果は「Alcoholism」7月号で発表される。
入れ墨・ボディピアスの危険性と偏見
これまで多くの研究で、入れ墨やボディピアスの持つ危険性は指摘されてきた。これらのボディアートを取り入れた人たちは、危険な振る舞いをすることが多いといわれる。
コンドームを使わない性交渉、喧嘩、窃盗などだが、飲酒も危険な行為に含まれる。
また今回の研究では、入れ墨やボディピアスの数が、危険な行為と関係していることも判明した。
入れ墨やボディピアスが1つしかない人は、まったくない人とあまり違わないが、7つ以上ある人では、リスクが非常に高くなるのだ。
ただ専門家の中には、「宗教的な理由などで入れ墨やボディピアスを入れる人もいるため、一概に言い切るのは危険」と指摘する声もある。
◆healthday
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=663610