デンバーの動物園で画期的発明
米、デンバー動物園で動物の糞を燃料に発電して走るトゥク・トゥクを実現した。29日のスラッシュドットが伝えた。
究極の再生可能エネルギー
トゥク・トゥクはタイの街中でよく見られる乗り物だ。バイクの後部に荷台を取り付けたような構造になっており、少ないエネルギーで人や物を運べる。
デンバー動物園では、動物の糞を固形のペレットに加工したものからガスを生成し、これにより発電しながら走るトゥク・トゥクを発明した。
動物だけでなく来園者やスタッフ由来の「燃料」も使用するという。これによりデンバー動物園では、年間150万トンも廃棄処分されていた糞のうち、90%が再利用できることになった。
街中でもキャンパスでも利用可能
同技術を開発したのは、3人の動物園職員。発表によると、この技術は動物園だけでなく、「燃料」の発生が見込めるコミュニティーやキャンパスで導入可能だという。
途上国では、牛糞や象の糞などを煮炊きする燃料として利用する姿がしばしばみられるが、先進国においても燃料として利用すれば、エネルギーをまかなうだけでなく、無駄な排出コスト削減にもつながる。
◆Denver Zoo
http://www.denverzoo.org/◆TheHuffingtonPost
http://www.huffingtonpost.com/2012/03/22/poo-powered-rickshaw-unve_n_1372881.html