脱原発タレント2人のコメント
福島の現実を描いた短編映画「FUKUSHIMA DAY」のトークイベントが29日、オーディトリアム渋谷で行われた。イベントには反原発発言で注目されたタレント2人が登場。それぞれの発言が注目された。
脱原発アイドルとして活動中
昨年3月、ブログで脱原発をうたって以来、「脱原発アイドル」として注目されてきた藤波心さん(15)は、約1年間に渡る自身の体験を語った。
反原発コメントの考えをつづったブログに対する反響はすさまじく、コメントは1万4,000件を超えた。
「ガキのくせに」などの中傷も多く、所属事務所には電話とファクスが殺到。右翼を名乗る男までが押しかけた。
学校では「難しいやつ」とみられ、腫れ物に触る扱いだったという。
そんな中、藤波さんはデモに参加するなどの活動を続け、芸能活動では岩井俊二監督映画『friends after 3.11【劇場版】』が上映されたベルリン国際映画祭では日本の実情を訴えた。
1年にわたる活動をへて藤波さんは、自身の意見を持ちながら他者の意見を尊重する姿勢を学んだ、とコメントした。
鈴木杏は大人の沈黙
トークショーには同じく、昨年8月に反原発発言で注目された女優の鈴木杏さんも登場した。
発言には注目が集まったが、こちらは震災を機に結婚する人が増加したことなどを話題にするにとどまった。
原発関連のCM に出演した過去を「後悔している」とTweetして物議を醸し、翌日には慌てて謝罪しているだけに、再度地雷を踏むことは避けたようだ。
◆シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0040643◆岩井俊二映画祭
http://iwaiff.com/topics/cat2/fukushima-day.php