夜でも雨でも大丈夫!世界でただ1つの太陽光発電所
3月20日に仏紙20 minutesが報じたところによると、スペイン南部のアンダルシア地方に、昼の間に蓄積しておいたエネルギーを使用することにより、24時間電気を供給することのきる太陽光発電所がある。
世界に2つとない技術を有する同発電所に注目が集まっている。
からくり
アンダルシアにそびえ立つGemasolar発電所のタワーの周辺には、2650枚ものパネルが置かれ、その面積は195ヘクタールにもおよぶ。
20 minutesの説明によると、
太陽光パネルで集められたエネルギーは500度以上に保たれた塩のタンクに蓄積される。この塩が発する蒸気によりタービンが回転し、エネルギーが生産される。
つまり、蓄積タンクにエネルギーをストックすることで、夜中や雨の日なども電気を供給できるシステムとなっている。
お天気頼みではなく
Gemasolar発電所の建設技術責任者であるTorresol Energy社のSantiago Arias氏は、
(同発電所のおかげで)太陽の気まぐれではなく、自分のやりたいようにエネルギーをコントロールできる
と語っている。
夜の間も絶えず稼動するため、年間の稼働時間が6400時間と、通常の発電所の3倍以上。また、同発電所は、スペインの3万世帯の消費量と同等の電力を供給することができ、大幅なCO2削減の要となる施設として世界から注目されている。
Torresol energy ホームページ
http://www.torresolenergy.com/TORRESOL/gemasolar-plant/en太陽光発電、アンダルシアの夜でも動く発電所 20 minutes
http://www.20minutes.fr/article/901271/energie-solaire-andalousie-centrale-fonctionne-nuit