ウェザーニューズが発表
今や国民病となった花粉症について、株式会社ウェザーニューズ本社(東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)が利用者を対象に行った調査の結果を発表した。今年の花粉は昨年の3割程度と少ないが、症状にあまり違いは見られないようだ。
症状は同じ、発症は遅め
調査対象となったのはウェザーニューズの利用者、30,708人(男性37%、女性63%)。
今年の花粉症について、「あなたの症状は昨年とくらべてどうですか」とたずねたところ、昨シーズンより重いと答えた人が12.7%、同じくらいと答えた人が39.6%にのぼった。
合計すると52.3%をかぞえ、昨年より軽いと答えた人の47.7%を上回る。
飛散量が昨年の3割程度と少ないことを考えると、花粉の量はもはや症状とはあまり関係ないことがわかる。
また発症時期についての問いには、約3割が花粉の飛び始める2月中に発症しているが、昨年同時期の発症は8割だったため、やや遅れているのがわかる。
目のかゆみが多いが、対策はマスク
花粉症で感じる症状としては、「目のかゆみ」が19,648人ともっとも多く、「鼻水」が18,498人でこれに続いた。
ただ、とっている対策は「マスク」が最多の13,876人だったのに対して、眼鏡など目への対策は4,757人と少なかった。
花粉症対策は2月のはじめから、マスクだけでなく眼鏡も重要と言えそうだ。
◆ウェザーニューズ
http://weathernews.com/ja/nc/press/2012/120321_1.html