新大統領の選出
3月18日14時22分、ドイツで新しい大統領が選出された。ヨアヒム・ガウク氏、72歳である。クリスティアン・ヴルフ前大統領の後任として、第11代大統領に就任する。独メディアが報じた。
3月19日11時、ガウク新大統領はパートナーのダニエラ・シャットさんとベルヴュー宮殿に到着予定。連邦大統領府が報じた。そこで、職務引き継ぎの際に、ヴルフ前大統領との会見が準備されている。
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rs-foto「移民・外国人統合」問題をテーマに
ガウク新大統領は、職務におけるテーマを、前任のヴルフ氏が掲げていた重要なテーマ上に構築することを発表。例えば、「移民・外国人統合」問題である。氏は、
「このテーマを無視することはできない。」
と、テレビ局フェニックスに語った。そして、
「自分の考えと言葉で、ヴルフ氏が追及した方向を継続していきたい。」
と、公共放送ZDF局に語り、さらに、
「私は、ここに暮している全ての人が、この国の基盤と法を尊重することを望む。人々は、我が国を評価しているはずだ。そうでなければ、ここに来なかっただろう。」
と、続けた。
80%の支持、しかし100票以上の棄権票と裏切り票
ガウク氏は、ドイツキリスト教民主同盟(CDU)とドイツキリスト教社会同盟(CSU)、社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)、緑の党(Grünen)の5党により支持されていた。1228票の有効票中991票の支持を得た。これは、80%におよぶ。
ただ、ガウク氏を支持していた5党の議席は合わせて約1100人、うち欠席者8人。総計すると、少なくとも約100人もの議員が氏に得票しなかったことになる。対抗馬のベアーテ・クラースフェルト氏は、126票を得た。
結局、108人の議員が棄権し、3人がクラースフェルト氏に投票したことになる。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/deutschland/bundespraesident/bundespraesident-nimmt-amtsgeschaefte-auf-gegen-11-uhr-trifft-gauck-auf-christian-wulff_aid_725491.html