サイバースクワッティングによる妨害
仏大統領選を6週間前に控えて、フランスではインターネットでの選挙戦も熱くなってきている。その中で、いわゆる
「サイバー不法占拠者」によって邪魔をされている。独ZDF公共放送局(ZDFheute.de)が11日、報じた。
このサイバースクワッティング(ドメイン占拠)は、大統領選を前にフランスのネット上でたくさんの不法行為を企てている。サイバー不法占拠者は、特定の候補者の選挙運動を妨害し、お金を稼ごうとしているのである。
彼らは、大統領候補者にドメインを売りつけようとしたり、ただ単に楽しんでいるのである。
Image:選挙キャンペーンパロディ:
mafranceforte.comサイバー不法占拠によって、選挙結果に影響は与えることは、ほとんどない。2007年の社会党候補者のネットキャンペーンの担当者は
「最近では、インターネットユーザーは、ウェブサイトを見つけるために、検索エンジンを使う傾向がある。直接URLを入力しない。検索エンジンは、サイバースクワッティングのサイトではなく、本当の候補者のサイトに導く。」
と、語る。
ネットキャンペーン
今回の大統領選の本命である2人は、公式のウェブサイトとネットキャンペーンにそれぞれ200万ユーロをつぎ込んでいる。この金額は、社会党のオランド候補の選挙予算の10分の1に当たる。30人の担当者がインターネットキャンペーンに携わっている。
サルコジ大統領は、約4週間前に候補を表明した。サルコジ大統領のウェブチームは、Twitterに新しいアカウントを作成し、短期間の間に、11万5000人のフォロワーがいる。Facebook上の公式ページには、すでに57万人がお気に入りに登録している。
公式に大統領候補者としてのキャンペーンをスタートしてからは、5万人以上が「いいね!」をクリックした。
オランド候補のTwitterアカウントには19万人のフォロワーがいて、公式Facebookページには、7万1000人がお気に入り登録をしている。
ZDF公共放送局(ZDFheute.de)
http://blog.zdf.de/hyperland/2012/03/wie-webseiten-besetzer-frankreichs-wahlkampf-stoeren/