半数の子どもに異常所見
首都圏のホットスポットに住む子どもに、高率でリンパ球の異常が見つかった。4日、放射能被害に関心を寄せる親や医師が運営するサイト「放射能健康相談.com 」が伝えた。
居住地域と年齢で分類
分析対象となったのは、放射線被曝を心配して診療所を訪れた人たち60名。それぞれを居住地域と年齢で分類した。
居住地域は、航空モニタリング調査の結果や群馬大学早川教授の作成した汚染地図を参考に、高線量地域(A)とそれ以外(B)に分類。
年齢層は「0歳から幼稚園(a)」、「小学生(b)」、「それ以上(c)」に分けている。
幼児と小学生が危ない
異常が見つかったのは、高線量地域に住む0歳から幼稚園の子どもたちと、小学生。特に高線量地域に住む0歳から幼稚園児では、半数近い15名中7名にリンパ球の異常が発見された。
同地域に住む小学生では、2名のうち1名に、やはり同じ異常が見つかっている。それ以外の地域や、それ以外の年齢では、異常は見つかっていない。
診察に当たった医師は、さらなる調査が必要、としながらも、親に相談されたら「高線量地域からの避難を勧める」と述べている。

◆放射能健康相談.com
http://www.houshanousoudan.com/extra/no1