部族紛争で女性と子供が犠牲に
11月27日付けの海外サイト「romandie」他は、南スーダンで激化する暴力により多くの女性と子供が被害に遭っている実情を「国境なき医師団」(MSF)が公表したと報じている。
今週火曜に記者会見で、MSFの活動責任者であるクリス・ロックイヤー氏は南スーダン、ジョングレイ州の部族紛争地帯で多くの女性や子供が犠牲になっていると述べている。
容赦なく繰り返される虐殺
紛争の主な発端は部族間での家畜の略奪、報復であったが、次第に攻撃の標的は敵対する部族の女性と子供に移っていったという。犠牲者らの証言によると、小屋には火が放たれ、走って逃げる子供は銃殺され、走ることのできない子供は刺し殺されたのだという。
国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の発表によると、ジョングレイ州でこの1年半の間に2600人以上が殺されているという。UNMISSと複数のNGOは事態を悪化させるきっかけを作った南スーダン政府によるこの地域の武装解除作戦を強く非難している。
romandie
http://www.romandie.com/国境なき医師団
http://www.msf.org/msf/