妊娠合併症の発症率が約2倍に
10月1日、メディカルトリビューン発信の医療系情報サイト「あなたの健康百科」によると、カナダの専門家らの調査により、
妊娠37週未満で出生した早産児は、37~42週未満で出生した正期産児と比べて、将来、出産する際に、妊娠糖尿病や、妊娠高血圧などの妊娠合併症になる確率が、約2倍を上回ることが判明した。
在胎期間が短いほど発症リスク高
カナダ・セント・ジャスティン大学病院小児科の医師、Ariane Boivin氏らは、1976年から1995年の間に、早産で生まれた女性7,405人と、正期出産にて生まれた女性16,714人を比較。その後、女性らが成長して、出産を迎えた際に、妊娠糖尿病や妊娠高血圧といった妊娠合併症を発症した確率を調査。結果は以下の通り。
在胎期間と妊娠合併症の発症率
在胎期間32週未満で出生したグループ 17.0%
在胎期間32~36週で出生したグループ 10.8%
正期期間で出生したグループ 9.6%
早産にならないための予防をしましょう!
早産は、今回取り上げた妊娠合併症だけでなく、発達の遅れを含む、様々なリスクが高くなる。そのためには、
妊娠中は、早産にならないよう、以下のことを心がけましょう。・お腹を圧迫しない
・階段は落ち着いて、ゆっくり歩く
・長時間の立ちっぱなしにならない
・十分な睡眠をとる
・セックスは清潔かつソフトに
・お腹が張ったら、すぐに休憩を
・重いものを持たない
・乳首を刺激しない
・定期健診へは必ず行く
あなたの健康百科
http://kenko100.jp妊娠中に注意したいこと
http://www.ceeet.com/koki01.html