300km圏の各所にホットスポット
16日、福島地裁会津若松支部の敷地内で、側溝から18万6千ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを同地裁が発表した。
同地裁は事故を起こした福島第一原発から約100kmの距離にある。微粒子の大気拡散に詳しい群馬大の早川由紀夫教授が作成した資料によると、会津若松市近辺はいわゆるホットスポットに近い。
半径300km圏内を調べた早川教授のデータによると、同様のホットスポットは関東や東北、中部地方にも及ぶ。
前橋では汚泥処理施設が「放射線管理区域」に
群馬県前橋市にある「前橋水質浄化センター」では、汚泥を焼却した灰から8000ベクレルを超えるセシウムが検出された。
放射線量が高いため、施設は閉鎖。周辺は放射線管理区域に指定された。
側溝、雨樋の下などは非常に危険
土壌の汚染物質を含んだ雨水が流れ込むため、側溝などは非常に危険性が高い。汚泥が乾燥すると微粒子になるため、吸入することも考えられる。
また子どもは溝に入って遊ぶなど、汚泥に接するリスクが大人よりも高い。
福島地裁は県や市の指導を受け、汚泥を除去する方針だと言うが、東日本全域に広がった汚染に対処することは非常に困難だ。
◆日本経済新聞
原発100キロ、会津若松で18万ベクレルのセシウム検出http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E4E2E19F8DE3E4E2EAE0E2E3E39180EAE2E2E2◆SAVE CHILD
【前橋市】汚泥の溶融施設 放射線量高く『周辺が「放射線管理区域」に指定されている』
http://savechild.net/archives/7190.html