北京オリンピック直前にも
サイバーセキュリティを専門とする企業、McAfeeの研究者はこのほど、世界14カ国、72団体の企業や政府機関の機密が1つの団体によってスパイされていた、と発表した。
同攻撃が発見されたのは2011年3月だが、さかのぼって調査したところ、2006年まで同様のスパイ活動が発見されたという。
スパイされた国は、米国、カナダ、韓国、ベトナム、台湾、インドなど。国連事務局や国際オリンピック委員会なども含まれる。特にオリンピック関連のハッキングは、2008年に開催された北京オリンピックの直前・直後に集中していた。
MaCafeeの専門家はあえて容疑者を特定しなかったが、このサイバー攻撃の対象に中国が含まれていないことを指摘。容疑者は絞られる、と示唆した。
License Some rights reserved by zodman 銀行のネットワークも? 広がる中国サイバー攻撃
CBSによると、米諜報機関の職員が、「中国がすでにいくつかの米国銀行のコンピューターネットワークに浸透し、活動していることは公然の事実」と語っているとのこと。
MaCafeeの研究者も今回のサイバー攻撃について、「株主や顧客を怖がらせるといけないので」として、対象となった企業を公開していない。
◆CBS NEWS
http://www.cbsnews.com/8301-503543_162-20087382-503543.html?tag=mncol;lst;1タイムズの取材申し込みに対して、中国外務省は要求に応じなかった