連日、高濃度汚染を発表する東電
東京電力は2日、福島第一原発1号機の原子炉建屋内で、5シーベルト/時を超える放射線量を計測した、と発表した。
屋内で計測された放射線量としては過去最高。測定器ではかれる上限が5シーベルト/時なので、実際にはどこまでの高濃度で汚染されているか、わかっていない。
前日には、1号機と2号機の間の主排気塔下付近で屋外最高値となる10シーベルト/時以上を計測。これも、測定器の限界を超えるため、実際の汚染度はわかっていない。
License Some rights reserved by midorisyu 海外メディアは「即死レベル」
こういった汚染について、海外メディアではその危険性をより詳細に伝えている。MSNBCでは10シーベルト/時を超える汚染は「60分の投与で、数週間以内に死亡するレベル」と説明。韓国メディア中央日報も「一度の被ばくでただちに死ぬ」と警告している。
1999年に東海村で発生した臨界事故では、6シーベルトを浴びた作業員がその後多臓器不全で死亡した。
身を守る鍵は情報収集
文部科学省の集計では、各地の放射線量は横ばいとこのこと。だが実際には、各地で「ホットスポット」的な高濃度放射線が計測されている。
携帯型の計測器を持ち歩いている人物からツイッターに投稿された情報によると、東京新橋間の電車内で
2.17マイクロシーベルトが記録された、とのこと。
一時的な数値であったため、汚染されたものが車内に持ち込まれたせいではないか、としているが、日常生活の中でこういった高線量の放射線に被曝する機会は、確実に増加している。
内部被曝については、「体内の0.2マイクロシーベルトは100ミリシーベルトの外部被曝に相当する」という情報を文部科学省自体が作成している。
50万倍のリスクがある、ということになる。
お茶や牛肉などの汚染を受け、食品汚染について、箱や包装の上から放射線量を簡単に計測できるようになりつつあるが、放射線のうちアルファ線は紙1枚で遮へいされるため計測されない。
内部被曝の専門家である東京大学の児島教授によると、もっとも危険な放射線はアルファ線だという。
子どもたちを守る上でも、今後はこういった情報の収集力が鍵となる。
◆msnbc
http://www.msnbc.msn.com/id/43982727/ns/world_news-asia_pacific/◆中央日報
http://japanese.joins.com/article/438/142438.html◆CNET NEWS
http://news.cnet.com/8301-11386_3-20086824-76/peak-radiation-spots-found-at-fukushima-plant/◆衝撃。午前6時59分(実際は6時56分ぐらい)に東京から新橋間の電車内で何と2.17マイクロ時を記録していた!!
その後数値が下がったのは車内を移動したからか
http://twitpic.com/5zsmzf#