TwitterやFacebookなどのSNSにある懸念が浮上
世界中の人々のコミュニケーションツールとして、もはやTwitterやFacebookは生活に欠かせない存在となっているが、このソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下:SNS)は若者ユーザーの脳に驚くべき変化を引き起こしていると考える人物がいる。
この人物は、オックスフォード大学の薬理学教授バロネス・グリーンフィールド氏。同氏はネット上の友だちの輪やコンピューターゲームの利用が、利用するユーザーの集中力を低下させ、簡単に得られる快楽への欲求を高める要因となるなど、人間の脳に多大な影響を与えていると述べている。
ヘビーユーザーは自己認識の危機に陥る可能性も示唆
一方で、会話中に交わすアイコンタクトや、相手の表情や気持ちを推察するといった
非言語能力は下げてしまうとも語る。
また頻度の高いSNSの利用は、ユーザーの「自己認識の危機」をもたらすと警告。これについてグリーンフィールド氏は、
「なぜ、他人が朝食に食べたものを気にする必要があるのでしょうか?これは幼児が『僕を見て!僕、これをしているんだ』と言っているのと同じです。彼らはまるで自己認識の危機にあるようです。ある意味、このような行動は彼らの脳の時間を止めているとも言えるでしょう」
と説明している。
インターネットの躍進には負の遺産も?
めまぐるしい速度で成長しているSNS。ネットの世界ではこちらが呼びかければすぐ応えてくれる。しかし実際の人間同士のコミュニケーション能力を苦手とする若者が増えているのも否定できない。
今後SNSとどう向き合っていくのか、じっくり自問自答してみるのもいいかもしれない。
Facebook and Twitter generation have developed childlike desire for reassurance, experts say - TelegraphFacebook and Twitter creating vain generation of self-obsessed people | Mail Online