Twitter事件はスルー?
25日、民主党の枝野官房長官はサッカー女子W杯で優勝した「なでしこジャパン」に国民栄誉賞を授与するか検討中、と発表した。
「多くの国民にさわやかな感動と、社会に明るい希望を与えた」とのこと。支持率が低迷する菅内閣の人気取りとの声もある。
なでしこの優勝は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的とする」という国民栄誉賞の趣旨には合致する。
ただこれまで同賞が団体に与えられたことはない。帰国直後に発生した熊谷選手のTwitter問題など、団体を対象とする賞には、もともと受賞対象の人間性を評価しきれない難しさがある。
License Some rights reserved by amadeusrecord 国民の意見をアンケートで見ると
同賞をなでしこジャパンに与えるべきか、7月20日からYahoo ニュースで投票が行われている。30日に締め切られるものだが、26日現在、8万票あまりの投票があり、73%の方が「与えるべき」としている。
管政権の国民栄誉賞検討は、こういった流れを意識したものだろう。団体に送られる場合、監督やコーチなど、どこまでを対象とするかといった、微妙な問題も発生する。
こういった細部を詰めずに世論の風向きのみにもとづく発言は、原発廃止などでも見られており、実現の可能性は不明だ。
◆国民栄誉賞受賞リスト
http://homepage1.nifty.com/keimurata/mm/s/30/glory1.htm◆なでしこJAPAN招集メンバー
http://www.jfa.or.jp/national_team/2011/nadeshiko/member/