負債総額は4億円
東京商工リサーチは27日、「掛布企画」が2度目の不渡りを出したことを発表した。元阪神タイガースの選手で1985年優勝の立役者としても人気の高い掛布雅之氏が実質経営する企業。
飲食店やスポーツ用品販売を手がけ、2006年には年商1億4000万円を計上していた。その後、2007年には年商9000万円と激減。金融機関からの融資に頼る経営が続いていた。
負債総額は4億円。掛布企画は昨年すでに解散しているが、過去に振り出した手形が不渡りになった。
License Some rights reserved by ryosalem 自宅も競売されたミスタータイガース
固定資産税滞納などもあり、自宅はすでに強制競売にかけられた。2010年3月、大阪地裁が競売開始を決定。今年6月には第三者に売り渡された。
一連の借金問題を嫌って、2008年いっぱいで日本テレビ系列の野球解説も契約を解除されている。
掛布氏は1985年、20年ぶりに阪神タイガースが優勝した際には、チームの4番として活躍。「ミスタータイガース」として親しまれた。
◆東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/