モスクワ市周辺で5,000基近い核シェルター建築中
ロシアの首都のモスクワ市周辺では核攻撃に備え5,000基近い核シェルターが現在建築中だという。完成は2012年末予定。
核シェルターは容易に建築できる構造になっており、集合住宅、ショッピングセンター、スポーツ施設などの地下10mから15mに増設が可能だという。
以下、政府当局のRussia Today TVのインタビューでのコメント。
現在もモスクワ市周辺には核シェルターはある。ただ現在の施設だけではモスクワ市民の半数しか収容出来ない。さらに増やして全市民を収容出来るようにすべき。
以下米ブログThe Economic Collapse Blog2010年11月の記事より引用。
The Economic Collapse Blog
現在、米国には5,113本の核弾頭がある。一番多かった時は1967年。当時米国にはおよそ31,255本の核弾頭があった。2010年11月現在ピーク時の約16パーセントにまで減った。
1930年代からはじまった核シェルター建築
モスクワ市の地下鉄は地下深くに敷設され核シェルターを兼ねる構造になっており、かなりの人数の市民を収容出来る。
またこの他にも、モスクワ市では1930年代に核シェルターの建築がはじまり現在では7,000基近い核シェルターがある。しかしこれらの核シェルターのうちかなりの数は1990年代に民間企業に買い取られ、私物化、あるいはレストランモールなどに作りかえられてしまった。
中国政府も数年前に核シェルター建設を発表した。上海市防衛局(Shanghai's Civil Defense Office)によると、上海では広さ約90,000平方メートル四方、約200,000人の市民を一度に収容出来る巨大地下核シェルターを現在建設中だという。
また中国には1960年代から1970年代にかけて造られた『万里の長城地下シェルター(Underground Great Wall)』もあるとされる。

PressTV
http://www.presstv.ir/detail/187699.html