花王で最大規模の工場内に新たな施設がオープン
花王が、7月4日、和歌山市の同社和歌山工場内に「エコテクノロジーセンター(ETRC)」の一部と「花王エコラボミュージアム」をオープン。ミュージアムの一般見学が受け付けも開始したことを明らかにした。
この和歌山工場は、同社最大規模。敷地内は3つの施設からなり、1階にミュージアムのあるETRC本棟をはじめ、新製品の生産プロセスで品質を研究するパイロット研究棟、同社洗剤などの製品で原材料のアブラヤシやココヤシなどを温室環境で育てながら次世代植物原料を研究する植物・バイオマス研究棟が設けられた。
小中学生らをターゲットに「エコ体験」できる施設
一方、花王エコラボミュージアムは、同社で実際に使われている“エコ技術”を体験したり、地球環境についての展示が映像で学べたりする。ターゲットは、小中学生をはじめ、シンポジウム開催も視野に入れたビジネスパーソンや研究者など。
同社では、このミュージアムを“環境情報発信基地”として社会とのコミュニケーション機能を強化したいという狙いもあるという。一般公開初日の4日、地元住民や高校生、在京の大学教授ら61人が来場した。
■
花王エコラボミュージアム特設サイト