9歳の少女が振り込め詐欺防止
松戸市では振り込め詐欺防止のポスターを作成。その主要キャラクターとして、祖父母に振り込め詐欺への注意を呼びかける萌えキャラを登場させた。
ネット上では「松戸市がまたやってくれた」など、評価する声が高い。注目度を高める効果では、すでに成功している。
防犯、交通安全、そして……
今回採用されたキャラクターは、市城アイちゃん9歳。小学3年生という設定だ。
松戸市では過去にも「犯罪ゼロの日および防犯パトロール旬間」や「交通安全ポスター」に萌えキャラのイラストを起用している。
イラストは今回を含め、いずれも男性イラストレーターの七六氏が担当。防犯ポスター用に作成した魔法少女キャラや、交通安全ポスター用に作成した神戸アミという女性警官キャラクターは、ネット上で高い人気を集めた。
続々登場するご当地萌えキャラ
近年、自治体や地方の企業が独自の萌えキャラを作成するケースが増加している。
山梨県では観光地、昇仙峡のロープウェー運行会社が美少女キャラを導入。ゴンドラにキャラクターのイラストをプリントしたところ、客足が急増。普段は見かけない若年男性の乗客が増えたという。
和歌山県みなべ町では、山林組合が特産の紀州備長炭の販促用に作成した美少女アニメキャラ「びんちょうタン」が注目を集めた。
こういったブームについてアニメ・マンガに詳しい北海道大学の山村高淑(たかよし)准教授(観光学)は、キャラクターに魅力的な物語を込められないと、一過性のブームで終わってしまう、とアドバイスしている。
◆松戸市公式HP
http://www.city.matsudo.chiba.jp/index/kurashi/bousai_bouhan/bouhan/torikumi/furikome_poster.html