「汚染がれきを拡散するな」と言える
環境省では17日から、「放射性物質汚染対処特措法に基づく基本方針骨子案」等に対するパブリックコメント(国民の意見)を募集している。
24日、子どもを守るために情報発信を行っているサイト、「Save Child」がこのパブリックコメントの書き方をサイト上で紹介した。
ヒントになっているのは、日本弁護士連合会が内閣総理大臣、環境大臣、文部科学大臣、東日本大震災復興対策担当大臣等に提出した意見書。
汚染がれきの拡散方針や、無駄な除染を行おうとする政府の方針について、意見を届ける絶好の機会だ。
基本事項に定められるのはこれからの方針
基本事項に定められる事項は、下記の通りだ。
<基本方針に定められる事項>
・事故由来放射性物質による環境の汚染への対処の基本的な方向
・事故由来放射性物質による環境の汚染の状況についての監視及び測定に関する基本的事項
・事故由来放射性物質により汚染された廃棄物の処理に関する基本的事項
・土壌等の除染等の措置に関する基本的事項
・除去土壌の収集、運搬、保管及び処分に関する基本的事項
・その他事故由来放射性物質による環境の汚染への対処に関する重要事項
(環境省HPより引用)
廃棄物の処理や、土壌等の除染については、政府の方針に反対意見を持つ人も多い。今回の募集は、納税者の権利として、そういった声を届けるチャンスだといえる。
締め切りは10月26日(水)。郵送の場合も同日必着となっている。
◆環境省
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14327