シックス・アパート株式会社は、全国のブロガーおよびブログ読者を対象とした「ソーシャルメディアの商用利用に対する意識調査」を実施し、その結果を公表している。
調査は、同社が提供するソーシャルメディア相互連携ツール『Zenback(ゼンバック)』の告知欄でアンケート方式で、2011年9月15日から9月30日の間に行われ、有効回答数は、766名となった。
同社が、ソーシャルメディアの商用利用に対する意識調査を行うのは、今回が初めて。
ちなみに、『Zenback』とは、ブログなどのウェブメディアに設置して、他のブログや「Twitter」などソーシャルメディアとの相互連携を実現するウィジェットのこと。
調査結果によると、「Twitter の利用頻度」の問いには、「1日数回以上(67.6%)」、「1日1回(6.7%)」、「2・3日に1回(5.9%)」、「週に1回程度(4.0%)」、「月に1回程度(3.0%)」、「アカウント登録のみ(4.3%)」、「利用していない(6.8%)」などの結果となった。
また、「企業の Twitter アカウントをフォローしたことがあるか」の問いには、「はい(75.3%)」、「いいえ(24.7%)」となり、さらに、「フォローしている企業数」をみると、「2社から5社(42.8%)」、「6社から10社(16.6%)」、「11社以上(22.1%)」、「1社(6.0%)」といった結果となった
「企業の Twitter キャンペーンに参加した回数」の問いには、「0回(36.1%)」、「1回(11.6%)」、「2回から5回(24.6%)」、「6回以上(22.6%)」、「わからない(5.0%)」といった結果となり、半数近くの人が“リピーター”となっていることが見受けられる。
一方、「企業 Facebook ページのキャンペーンに参加したことがあるか」の問いには、「0回(68.2%)」、「1回(6.2%)」、「2回から5回(13.5%)」、「6回以上(6.9%)」、「わからない(5.3%)」となり、Twitter の場合と対照的な結果となった。
上記以外のアンケート結果では、企業 Facebook ページを「いいね!」したことがあるユーザーの割合が、55.2%と半数以上となっており、その面では悪くない結果もみられるようだ。「アラブの春」のきっかけとなったのは「Facebook」であるように、海外で同種のアンケートが行われた場合には、正反対の結果が出るのかもしれない。“140文字”にビジネスチャンスを見い出すべきか、悩むところだ。
シックス・アパート株式会社リリース