有限責任事業組合 放射線MAP制作委員会は、個人や各種団体などの情報を集めて放射線マップを作るスマートフォンアプリ『放射線MAPアプリ』のサービス提供を開始した。
みんなで作る放射線マップ
『放射線MAPアプリ』は、放射線測定器を所有するスマートフォンユーザが測定した数値情報を集めることで、より多くの放射線データを、タイムリーに共有するためのプラットフォームとなるアプリケーションだ。
アプリには、政府/地方自治体/公的機関/民間企業が発表している1000か所以上の放射線量データも網羅されており、最新のデータを地図上で参照することができる。
地図は拡大/縮小/回転が自由に行え、検索位置の変更やデータの期間指定、検索範囲の指定も可能だ。この他、放射線に関する情報がまとめられた「放射線Q&A」も付属し、さまざまな疑問を解決することができる。
また、情報をアップロードする放射線測定器については、データベース化されており、各データがどの測定器で計測されたのかを明確にすることで、より信頼性の高い情報を得ることができるのだ。
『放射線MAPアプリ』は、App StoreおよびAndroidマーケットにてダウンロードできる。料金は無料となっている。
Editor's eyes
政府や地方自治体、公的機関による測定では、ピンポイントの放射線量しか知ることができない。しかし線量を測定できる個人の力を合わせることで「分布」が見えてくるのだ。個人でも入手しやすい価格帯の測定器も増えており、今後の動向に注目したい企画である。
放射線MAP制作委員会