「ホワイトハウスの深刻なミス」
訪米した李明博大統領を迎えての晩餐会について、韓国で「失礼」との声が高まっている。25日の産経ニュースが報じた。
李明博大統領を異例の厚遇でもてなしたオバマ大統領だが、晩餐会では日本料理を供した。
韓国メディアはこれを「ホワイトハウスの深刻なミス」と報じている。
メニューはDaikonやWagyu
問題となったメニューはまず、スープのあとに出された前菜。赤い魚卵をのせたすしで、「MASAGO」と表記されていた。
サラダにも「DAIKON」の表記、メインのステーキも「WAGYU」となっていたという。
李明博大統領に同行した金潤玉夫人は特に、韓国料理を世界に広める運動を熱心に展開していることで知られる。韓国メディアは「大統領夫人は不満だったはず」と伝えた。
ホワイトハウスでは、歓待に細心の注意を払っており、晩餐会場での演奏には韓国出身でジュリアード音楽院にて学んだアン・トリオ氏を起用。
ミッシェル・オバマ大統領夫人のドレスは、韓国系米国人デザイナー、チョン・ドゥリの作という気合いの入れようだったという。
日本の場合はケースバイケース?
2009年にバラク・オバマ大統領が初めて訪日した際には、日本料理店「なだ万」が晩餐会の料理を担当した。
メニューは懐石料理。松茸を吸物の土瓶蒸しや野菜料理の焼野菜に使用し、お造りは伊勢海老や本マグロの中トロ、肉料理には神戸牛のフィレ肉ステーキが用意された。
天皇陛下が中国の胡錦濤主席夫妻を迎えた宮中晩餐会では、
ツバメの巣のスープ、スズキの洋酒蒸し(つけ合わせにオマールエビとサフランライス)、羊のもも肉の蒸し焼き(つけ合わせに白イモの空揚げ、クレソン、温野菜)、サラダ、アイスクリーム(富士山形)などが供されている。
相手国の料理を取り入れるか日本料理、というのが基本のようだ。
◆msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111025/kor11102501340000-n1.htm