全国に先駆けて原発再稼働容認のおおい町長に疑惑

福井県おおい町は大飯原発のある町として知られる。このおおい町の時岡町長が全国の自治体首長としては初めて、定期検査で停止中の原発再稼働に前向きな発言を行った。25日の産経新聞が報じた。

現代ビジネスはこの発言について、関西電力との不健全なつながりがあるのでは、との疑いを示している。現代ビジネスによると、時岡町長が創業者で、現在も長男が社長を務める某社が、関西電力から直接工事などを受注しているという。

従業員14人という小規模の会社にもかかわらず、関西電力大飯原発内に作業所を持ち、原発関連の仕事を大々的に請け負っている。

現代ビジネスの取材に対して、時岡町長は「経営にタッチしていないので中立」と答えたというが、町長は現在も取締役に名を連ね、46%の株を保有している。

関西電力側も「基準を満たす取引先を公平に審査し、登録し、工事の内容に合わせて適切に発注をしている」と答えており、時岡町長に特定の依頼や陳情を行ったことはない､と否定している。

実際に自営業を行っていればわかりやすいが、出入り業者が最大のクライアントに対してどれだけの「中立性」を保てるのか、非常に疑問に思える。



◆関西電力
http://www.kepco.co.jp/

◆現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/24186

◆おおい町
http://www.town.ohi.fukui.jp/sypher/www/normal_top.jsp