株式会社IMJモバイルは、「スマートフォンのインタラクションデザインに関するユーザビリティ調査」を実施し、その結果を公表した。
同調査は、スマートフォンサイトを構築する際の、実際に「JavaScript」言語を使った表現方法が、ユーザーに与える印象について、実例を用いて行われた。
調査方法は、インターネットリサーチ方式で、2011年9月14日から9月15日に、全国の20歳から49歳の「iPhone」、「AndroidOS」を保有する男女を対象に行われ、有効回答数は、412件となった。
調査結果によると、サイト全体のナビゲーションメニューとして使用される「タブ」の場合は、色を変えるだけでなく、強調することで「迷わず操作できる」、「見やすい」印象になるといった意見が多くみられた。
また、「小バナー」は、一つずつ順番に見せるよりも、3つずつとかセットで切り替わる方が「文字が見やすく」、「負担を感じない」との回答が多い結果となった。
さらに、「サブウィンドウ」を表示させる場合、スライド形式によって表示するよりも、画面全体を比較的暗めの色に反転させて、中央に浮かび上がらせるモーダルウィンドウ形式の方が支持されていることが見受けられる。
「サブメニュー」を表示させる場合、マウスを置いておかないと閉じてしまうプルダウン形式よりも、開いたままのアコーディオン形式で表示した方が、「リンク・ボタンが押しやすく」、「操作しやすい」といった意見も、多くみられた。
ユーザビリティは、使いやすさ、アクセシビリティは、目的の情報にアクセスできるかといった意味になるが、インターネット上の迷子をできるだけ増やさない点は、パソコンよりもモバイル機器の方が、表示エリアが狭い分、切実なのかもしれない。ユーザーの意見を吸い上げるか、上手に誘導するか、選択肢はそれほど多くはないようだ。
株式会社IMJモバイルリリース