平野法相の秘書官が辞任
2011年10月21日の午前に行われた閣議後、平岡秀夫法相は10月19日付で政務秘書官が辞任したことを明らかにした。
元政務秘書官は、2011年9月1日に平岡法相の公設第1秘書として採用され、翌日の9月2日に平岡法相が法務大臣に就任したことに伴って政務秘書官に任命されていた。
平野法相が9月にこの元政務秘書官を採用する段階では、元政務秘書官は平野法相に過去の有罪判決について伝えていなかった。しかし、政務秘書官に就任した後、報道によってこの事件が発覚した。
平野法相は、採用時点で伝えるべきことを伝えなかったことを重くみて、けじめをつける必要があると考えたため、執行猶予期間は過ぎていたが、元政務秘書官からの辞任の申し出を了承した。
元政務秘書官が有罪になった事件の概要
長崎地裁の判決によると、元政務秘書官は、2004年に長崎県内の児童養護施設の施設長を務めていた。その際、知人の男性が家庭支援専門相談員として勤務しているように偽装し、約582万円の児童保護措置費加算金をだまし取った。
長崎地裁は、2006年2月、元政務秘書官に対して懲役1年6月執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
法務省
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