ツイッターの収益化に新たな試み
米ツイッター社が、「フォロー数」やお気に入り、リツイートなどのユーザー行動を課金対象とした新しい広告商品を日本で本格展開する。
新商品の特徴を簡単にまとめると次のようになる。
「プロモトレンド」は、時事性のあるキーワードや広告キャンペーンを展開しているブランド名などを、キーワード指定してトレンド欄に掲載。ユーザーがクリックすると検索結果の最上位に広告主のツイートが表示される。
世の中で話題となりそうなキーワードであるほど情報が拡散し、効果を発揮する仕組みで、掲載は1日単位で1社・団体に限定。国別にターゲティングでき、日本国内の1日の掲載料は420万円とのこと。
「プロモアカウント」は広告主アカウントのフォロワー(継続購読者)を増やすために使われ、広告主アカウントと類似したアカウントをフォローしているユーザーを選んで広告を配信する。
広告料金は「コストパーフォロー」(CPF)と称し、フォロー1件ごとに発生する。単価は最低40円で入札によって決定される。
「プロモツイート」は、特定ツイートを関心の高そうな多くの人に見せる目的で利用するもので、検索結果ページの最上位に表示されるものと、ユーザーのタイムラインに表示されるものがある。
広告料金は「コストパーエンゲージメント」(CPE)と称し、エンゲージメントにはクリック、お気に入り、リツイート、返信が含まれる。掲載は入札によって決定し、最低単価は10円から。
ツイッター社は日本でのサポート体制や広告事業強化のため、セールス含めスタッフの採用を強化する方針だ。今年1月から稼働しているツイッター社の日本法人「Twitter Japan(ツイッタージャパン)」にセールス担当を置き、販売は広告会社が行う。日本独自で展開しているバナー広告については、引き続きデジタルガレージが窓口となる。
スマートフォンの普及に伴い、ますます重要視されるツイッター。今後の展開に新たな可能性が感じられる。
「ツイッター公式ナビゲーター」