「反日女優を起用するな!」
10月15日、東京都銀座でフジテレビの韓流偏重に抗議するデモが行われた。
今回デモの標的となったのは、韓国女優のキム・テヒ。スイス親善大使として同国を訪れた際、竹島を韓国の領土とする活動を展開したことで知られる。
過日、当サイトのニュースでも紹介したが、花王が単独スポンサーのドラマ枠でキム・テヒを主人公とするドラマが放送されることから、抗議活動が広がっている。
こうでもしないと「南極大陸」に勝てない?
フジテレビの韓流偏重について抗議活動が行われ、同社にプレッシャーをかけるべく最大スポンサーの花王に対して不買運動が展開される中、単独スポンサー枠での「反日女優」起用には一定の計算がある、という意見も放送界からは聞こえてくる。
同枠で放送されるキム・テヒ起用ドラマ「僕とスターの99日」は、木村拓哉主演の大型ドラマ「南極大陸」の裏番組にあたる。
苦戦が予想される中、とにかく目立つ必要があるのでは、とする声は根強い。だとすれば、抗議運動はフジテレビの術中にはまったもの、と言えるかもしれない。
盛り上がりは「格差デモ」の5.5倍
15日、世界では同じデモでも、「反格差デモ」が盛り上がりを見せた。ニューヨークに端を発したデモが、同日にはニュージーランドやオーストラリア、日本、英国、ドイツなど世界各地で一斉に行われた。
オーストラリアのシドニーでは約2000人、メルボルンでは1000人が参加した。
日本でも日比谷公園周辺や六本木の公園などで行われたが、参加者は100人程度にとどまった。
東京銀座の「反キム・テヒ」デモには550人(主催者発表)が集まっており、日本では国内の格差より対外的な国益に関心が高いものと思われる。
◆ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23643320111017◆僕とスターの99日
http://www.fujitv.co.jp/99days/story/index.html