NECビッグローブ株式会社は、「Twitter」利用者向けの情報サイト「ついっぷるトレンド」において、「Twitter」上に投稿された“ツイート”の分析を行い、各月の話題度ランキングを発表している。
集計期間は、2011年9月1日午前4時から2011年10月1日午前4時で、総ツイート数は、761,205,080件。最多投稿日は、9月21日で、34,191,420件となり、投稿元比率は、PC(22.9%)、携帯(25.9%)、携帯/PC(14.2%)、スマートフォン(25.3%)、API(BOT等)(5.5%)、連携サービス(3.2%)となっている。
同ランキングでは、端末別の投稿比率において、「スマートフォン」の増加が目立っており、総ツイート数の4分の1を占めるまでに増加している。
9月のワードランキングでは、3位に「台風」、14位に「帰宅」がランクインした。大きな要因としては、9月21日の帰宅時間に、首都圏を直撃した「台風15号」の影響が考えられ、この日のツイート数は、3,419万件と、日別集計で東日本大震災の起こった3月11日の3,329万件を超え、集計を始めた2010年4月からの過去最高となった。
特に、9月21日夕方の30分おきのホットワードベスト10の推移を見ると、「浜松市」に上陸してから「首都圏」で台風が猛威をふるう様子が、次々とツイートされ、状況の変化が伝播している様子がうかがえる結果となっている。
“ツイート”とは、「Twitter」上で、書き込み(メッセージ)を投稿すること、および、投稿されたメッセージのこと。日本語版サービスでは、当初「つぶやき」と表現されていたが、2009年後半頃からは「ツイート」の表記が正式に用いられている。
今いる場所で得られる情報が、すべてというわけではないのだが、「いま私にできること」は何なのか?震災と違い、台風の場合は、事前に避難もできるし、自治体からの指示を認知させることもできるはずなのだが、“想定外”の被害を受けた原因には、情報に即応できない国民の姿があるのかもしれない。情報を手に入れただけで満足するのではなく、その情報をどう活用することができるのか、「いま必要な応用力」が必要となるのでは?
NECビッグローブ株式会社リリース