リスクの高い大腸がんを簡単に検査
日本人の3人に1人ががんにかかり、2人に1人ががんで死亡する時代といわれる。
部位別に死亡者数を見ると、大腸がんは女性で1番多く、男性では肺がん、胃がんに次いで3番目に多い。
そんな大腸がんについて、苦痛や手間なしに有無が判定できる検査法を名古屋大大学院工学研究科の八木伸也准教授(量子工学)らの研究チームが開発した。
おならの成分を分析するだけで、判定できるという
メチルメルカプタン10倍
大腸がん患者のおならと健康な学生のおならを比較したところ、大腸がん患者では平均して10倍程度メチルメルカプタンと呼ばれる物質が多く検出された。
メチルメルカプタンは硫黄原子を持つ化合物で、「タマネギの腐ったようなにおい」が特徴とされる。
がんが進行した患者ほど、おならに含まれるこの物質の量が多かった。同じ理論で、息から肺がん患者を検査することも可能だという。
◆asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/1012/NGY201110120016.html?ref=rss◆名古屋大大学院工学研究科
http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/graduate/graduate.html